フェンネルで染める
- 2017.07.31 Monday
- 21:37
JUGEMテーマ:ハーブ
フェンネルの花が、たくさん咲きほこっているので、糸を染めることにした。
フェンネルは、肥大した株元をセロリのようにスライスしてサラダにいれたり、
グリーンの葉っぱを刻んでサラダや魚料理に使ったり、花もエディブルフラワーとして利用できる。
そして、種は、フェンネルシードとしてスパイスのように使える。
全草、全てを利用できる優れもの。
だけど、実は、染料としても、全草使えて堅牢度も結構良い。
ああ、なんて、使える便利なハーブなんでしょ。
今回は、黄色の色が欲しいので、花の部分だけカットして、染色用の鍋に入れる。
お水をヒタヒタにいれて、しばらく放置。
気温が高いので、いきなり火にかけるより、太陽熱で温めようっていうこんたんです。
半日経って、お水が暖かくなったので、火にかけてグツグツ煮だす。
色素がだいぶ出たであろう頃に(適当な感覚です)火を止めて、ザルでこす。
煮出し汁が冷めたら、糸を入れて再び弱火で煮る。
今回は、コットンとウールの混紡の糸なので、冷ましたけれど、綿とか麻なら熱いところに投入して大丈夫です。
ウールは、熱いと縮んじゃうから、慎重にね。
その後、ミョウバンで媒染したら、なかなか綺麗な黄色になった。
草木染は、同じ染材を使っても、その年の状況や採れる場所、気温などで、毎回違った色になる。
今回は、花だけ使ったけれど、種になったらまた、フェンネルシードで染めようかな、と思っている。
今まで染めたのは、渋いダークブラウンに染まったから、それもまた楽しみです。
しかし、、、、染め終わっても、フェンネルの匂いがかなり強くて、家じゅうが、なんだか不思議な空間に
包まれている今日の我が家。
一体、いつこの匂いが抜けるのだろうか、、、。